2025 04,05 04:34 |
|
2008 07,19 01:29 |
|
レンジファインダーコンタックスのレンズを
ライカマウントボディに付けるアダプターというものが存在する 非純正のレンズを使用可能にするアダプターは、数多くあるのだが それらは基本的にマウントとフランジバックを合致させる機能があればいいのだが CONTAXマウントのレンズというのは、特殊な機構が前提として存在する それは 1)標準レンズはレンズ自体にはヘリコイドを持たず、マウントの内バヨネットに装着し フォーカシング・距離計連動はボディ内蔵のヘリコイドによって行う 2)標準レンズ以外の広角・望遠レンズは、ボディに固定された外バヨネットに装着し フォーカシングはレンズ側のヘリコイドで行い、距離計連動は内バヨネットで行う つまり単にレンズとボディとを連結させるだけという構造ではないということがある しかし、ZEISSとLEICAを融合させたいという要求はやはりあり このアダプターというよりはコンバーターともいえるアイテムが存在する 古くはミランダの前身オリオン精機によるものをはじめとし 最近では海外の工房によるもの、個人での製作によるものをはじめ 製造は不明だが近代インターナショナルなどでも取り扱っていたようだ しかし、構造が複雑になるためか需要の少なさからか かなりの高価で流通しているのが現状だろう 先日、本当にたまたまなのだが 一つの個体を入手したので、これはその簡単な試用レポートである 画像の通り、このコンバーターはそれ自体にヘリコイドを持っている この回転により、標準レンズでのフォーカシングと 全レンズでの距離計連動機構を担当しているのである これらの製品は情報の少なさから、ネット上でも多くの固体を見つけられないのが現状だが やはりその作りには多少の差違があるようだ 例えば、私の個体ではヘリコイドはむきだしになっているが この部分がCONTAX=KIEVボディ同様に、カバーされているものもある おそらく、パーツ自体もCONTAXやKIEVからの流用パーツで製造されているものも多くあるだろう 使用法は、本来の使用法に準じ 外バヨネット使用レンズを装着する場合は、ヘリコイドをそれぞれ無限遠の位置で 装着させる必要がある もちろん、入手後にテストは繰り返してみたが、精度的なものはあえて述べない コンバーターとして流通している以上、精度がでているのは当然以前のものと考えるからである 使用感として一番違和感があったのは、やはりヘリコイドの部分であった 元来ボディ内に内蔵している機構を外付けとしているので ヘリコイド部分のピッチ幅の少なさからか スムースながら、重厚感は無い 標準レンズを使う場合は、粘度の高いグリスに替えることで さらに重めな感触にしたいところだが 広角・望遠レンズを使用する場合には レンズのヘリコイドの重さに、このコンバータのヘリコイドの重さが加わるという理由で むしろすかすかにスムースの方が使いやすいことだろう ここは痛しかゆしの部分でもある また、CONTAXやKIEVにあるヘリコイドの無限遠ストッパーはない 外爪のレンズ使用時には少し注意したほうがいいだろう もちろん全てのレンズで試せるものではないので 互換性については確かなことは言えないが 後玉の大きいレンズではどうだろうか? CONTAXの戦前版BIOGON・KIEVのJupiter-12の前期型の後玉がむきだしではなく カバーがついたものは使用できない 何故かというと、ライカマウントボディにはコンタックスボディには無い 「距離計連動コロ・カム」がマウント上部にあるため ここにカバーが引っかかってしまうためである ここでJupiter-12のライカマウントバージョンが、後玉にカバーが無く 初期型から後玉むきだしの状態で製造されている理由がはっきりする 戦前BIOGONの光学系を守るためには、その後玉の太さ・大きさから 「むきだしにせざるを得なかった」のであろう ちなみに同じ理由で、COSINAのSC-SKOPAR 21/25mmも装着できなかった SC-SKOPAR 35mm・BIOGON-21mmも持っていないので試していない (ロシア関連では、距離計カムのないザリヤは恐らく大丈夫だとは思うが そこまでして付ける理由も少ない気がする COSINA=BESSA関連は元々Jupiter-12の装着が不能と言われているので これも難しいのだろう) 後玉が飛び出ていないレンズは恐らくほぼ大丈夫と思われる NIKON-S系レンズについては、マウント・フランジバックは同一だが 距離計の連動値が違うため、距離計に誤差が出る このために外観は同一でもヘリコイドピッチの違う NIKON-S=LEICAアダプターが別に存在する (距離計連動を使わず、レンズの距離指標での目測撮影なら可能) また、35mm以下のレンズなら誤差が被写界深度内に納まるために可能だが 試したことは無い この場合も後玉の大きさなどで、距離計カムに干渉するものも当然あると思う 手間を持って造られ、それ故に高価なアダプターだが 当然、本来のレンズの使用感には及ばない さらに流通価格を見ると、このアダプターより高価なKIEVレンズは 希少品のORION-15だけだろう こういう趣味性の強いものにあえて存在理由や価値観を考えるのは 野暮というしか言葉は無いのだが レンズアダプターというものの、微妙な位置ということも強く感じさせられた fig.6 KIEVボディとアダプター
PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |